2013年3月21日木曜日

バイコンインプラント

今日は
春分の日の昨日は、日中は半袖でも大丈夫なくらい暖かったのですが、
今日は少し寒いですね。今朝日曜日が寒さの底と気象情報で言っていましたが、
この日は午後から品川でバイコンインプラントの補綴のセミナーに参加する予定です。
さて
私はHAコーティングしたバイコンインプラントを下の顎の奥歯の手術に使っています。
まだ20本足らずですが、、
私が一番に使用頻度が高いのはスプラインHAインプラントです。
年間300本使用します。
スプラインHAインプラントはインプラントの長さが一番短いので8ミリですが、
バイコンインプラントは5ミリが最短です。ですから下歯槽管神経までの距離が
なくなっている症例つまり顎の骨の吸収が大きい人に使います。
形状が他のインプラントと比較すると独特で、一見「手榴弾」のような
ずんぐりした形状をしています。
今まではインプラントの成功には長いインプラントを使用することと
言われてきました。特に上の顎にインプラントを埋入する場合には、下の顎からの
突き上げがありますから、その力に対抗するためにも長いインプラントを
埋入したほうが、力学的にも好ましいでしょう。
私も上の顎にインプラントを埋入する場合には、顎の骨があれば
それを利用するため、長いインプラントを使用しています。
実際成功率は大変良好です。
逆に短いインプラント(ショートインプラント)は 
一般的には術後の成功率は悪いと言われてきました。
しかし実際の臨床では、インプラント治療を希望する方の中には
長い間入れ歯を入れてきたり、元々顎が小さい方などは、下歯槽管神経までの距離が
短くなっており、埋入が困難な場合がでてきます。
埋入深度を誤ると神経麻痺などのトラブルの原因にもなりかねませんので、
埋入する顎の骨の硬さによっては、バイコンインプラントが適している場合には
第一選択としています。
大事なのはインプラントの使い分けですね。
横須賀インプラント
長島デンタルクリニック


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