2013年2月3日日曜日

上の前歯のインプラント症例

術前の口腔内写真
50代男性です
右上1番を
抜歯してあります。
他歯科医院で
顎の骨が
少ないので
インプラントが
出来ないということでした。
とりあえず
仮歯を
両隣の歯と
接着剤で
固定してあります。
術前の口腔内写真
仮歯を外してあります。
CT診断を
行った結果
歯を抜いて
数か月経過しているため
写真でも
わかるように
歯ぐきが
へこんでいます。
このようなケースの場合
ハイドロキシアパタイト(HA)を
コーティングした
インプラント以外では
一度
顎の骨を再生してから
(この処置をGBRといいます)
インプラントを埋入
しなければなりません。
そのために
手術は1回以上
多くかかりますし
治療期間も
長くなるわけです。
ところが
ハイドロキシアパタイト(HA)を
コーティングしている
スプラインHAインプラントは
骨を作る処置と
インプラントが同時に
出来るのが
大きな特徴です。
術中の口腔内写真
CT診断によって
顎の骨が
少ないのが
わかっていましたので、
歯ぐきを
切開する方法も
通常とは
異なります。
(エンベロップフラップ法といいます)
インプラントを埋入しましたが
骨がないので
インプラントのネジの部分が
半分みえています。
術中の口腔内写真
骨がない部分に
人工骨を
加えて
インプラントのネジの部分を
覆うようにしました。
この写真の処置が
インプラントの埋入と
同時に
出来ることが
患者さんの負担を
大きく
減らすことができます。
では骨がないところに
骨を一度作ってから
インプラントを埋入した場合と
同時に
行った場合
どちらが
結果は
すぐれているか
心配される方も多いと
思いますが、
結果は同じです。
それよりの
このように
上の前歯のような
審美ゾーンでは
何度も
手術を
行うと
綺麗に仕上げることができない
場合があります。

術後の口腔内写真
術後5カ月後の
状態です。
人工骨を入れましたんで
両隣の歯と
歯ぐきの
膨らみは
わからないくらい
馴染んでいます。
このような場合には
吸収されない人工骨を
使用しますので
歯ぐきが
年月とともに
凹んでくることは
ありません。

 

横須賀インプラント
長島デンタルクリニック

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