2013年12月31日火曜日

下の奥歯のインプラント症例

 60代男性です。
左下奥歯にインプラント希望です。
顎の骨の幅や厚みは
CT診断により
安全に行えることは
わかりました。

3ヶ月後の口腔内写真です。
矢印のように
大変噛む力が強い方であることが
わかります。
インプラント治療によって
噛む機能は
回復しますが
同時に
歯を失った原因である
噛む力
つまり
歯ぎしり
食いしばりも
元に戻ります。

その為に
このような方ほど
噛む力にも
壊れないような
被せもので
対処することが大切です。
ではどの材質がいいのでしょうか?
セラミックでは割れます。
あとは
メタルかジルコニアです。
今回は
噛み合わせの変化が
わかりやすいメタルのスクリュー固定
で対応しました。
インプラントは
永久には持ちません。
常に
口腔清掃と
噛み合わせの調整が
大切です。
噛み合わせは
生活習慣病です。
常に
上下の歯が
接触しないよう
放してください。

上下の歯が
接触する時間は
24時間中20分程度です。
顎関節病の予防にも
つながります。
インプラントは
素晴らしい治療方法ですが
このように欠点もありますので、
十分理解して
お使いください。
そうすれば
歯科業界では
20世紀最大の発明といわれる
インプラントの素晴らしさを
実感頂けるものと
思います。
横須賀インプラント
長島デンタルクリニック


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