2013年7月26日金曜日

20年経過のインプラント症例


70代男性です。
私が勤務医時代からの
お付き合いです。
下顎左右奥歯に
3本づつ
合計6本インプラントを埋入しました。

その後
下顎にインプラントが入りましたので、
噛む力が蘇りました。
そのため
上の歯が徐々に破折を繰り返し
上の顎に
インプラントを
2本埋入して
オーバーデンチャーに
なりました。
この患者さんだけではなく
噛む力が強い方 (ブラキシズムをもっている方)は
インプラントを
入れて
良く噛めるようになる反面
残っている歯が
割れる可能性が
高くなります。
ご注意ください。
定期検診を
受けて
かみ合わせの
確認を
受けてください。
かみ合わせの確認とは
歯はすり減ります。
すると
気がつかないうちに
上下の歯が
あたりすぎてきます。
そうなると
歯にとって
よくない噛む力が
加わりますので、
定期健診で
かみ合わせの
調整が
必要となります。



 
下顎の歯の部分です。
20年経過していますので
被せものは
このように
噛む力ですり減り
歯の解剖学的形態は
なくなります。
皆さん
被せものは
車のタイヤと同じです。
いくら高額の被せものを
入れても
噛む力には
かないません。
この方は
ブラキサ―です。
噛む力が
強いのです。
自分の歯が
失った原因がわかりますよね。
でも患者様は
良く噛めると
喜んでおられます。

横須賀インプラント
長島デンタルクリニック
 

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