2012年9月20日木曜日

やさしいインプラントのはなし(その2)

第一回目から
しばらく間があいてしまいました。
前回の復習です。
インプラントはすべて同じではないということを
お話しました。
インプラントのメーカーは国内、海外含めて
30社以上ありますが、
インプラントの材質で分類すると2つだけです。
つまりチタンとHA(ハイドロキシアパタイト)です。
雑誌や新聞などでインプラントの特集が
ありますが、そこでは材質がチタンインプラントを使用している
先生が書かれている場合がほとんどです。
ですから
下顎は骨が固いのでインプラントはやりやすいが
上顎は骨が軟らかいのでインプラントは難しいと
説明してあります。
これはどういうことだと思います?
つまりチタンインプラントは骨にドリルで
穴を開けていれたら、しっかり
止まることが絶対に必要だということなのです。
インプラントをネジに例えて説明してみましょう。
下顎を硬いコンクリートと考えてみてください。
コンクリートに穴をあけてネジを入れれば
固いのでねじはしっかり止まります。
逆に砂地を上顎に例えると
砂地にネジを入れても軟らかいのでネジは止まりませんね。
上顎はもともと下顎より骨は誰でも軟らかいのです。
まして入れ歯を入れている人は骨は軟らかく、薄くなります。
これは歯が無くなりますのでしっかりと噛めなくなります。
噛めなくなると噛む力も衰えますよね。
噛む力が顎の骨にしっかり伝わることが
できないので、このような現象起きてきます。
運動不足で筋肉が衰えるのと同じことです。
ですからチタンインプラントでは上顎は
難しい場合が多いのです。
ではインプラントがしっかり止まらず
動いてしまったら、インプラントは
できないのでしょうか?
そんな心配はいりません。
そのような場合どうしたら
いいのでしょうか?
それはまた次回のお楽しみです。

横須賀市HAインプラントセンター
長島デンタルクリニック



0 件のコメント:

コメントを投稿