2012年6月29日金曜日

インプラント出張手術

こんにちは。
早いもので今年ももう少しで折り返し点となります。
今年前半期は、近年になく手術の依頼が
多くなりました。私が思うに、だんだん難しい
手術が増えているように感じます。
上の骨が薄い、歯周病で骨がなくなっている。
下の骨が減って神経に近くインプラントを入れることができない等等で
他の医院で断られたという方が増えています。
それだけインプラント治療というものが患者様に広まった結果とも
取れます。このようなお口の状態で困っている患者様にインプラント治療を
通じて少しでも力になれることは、歯科医師としてこの上のない幸せを
感じます。私が大学を卒業した頃、インプラント治療が広く普及し始めました
インプラントがあることは知っていましたが、まだ勤務医成り立てで、
歯がない方には、ブリッジや入れ歯で処置をしていました。
しかし数年後には支えとなる歯が虫歯や歯周病になり、治療の繰り返しの
記憶しかありません。「あ~ここに歯があったら、歯を削ることは避けることができるのに」と
何度思ったことでしょう。歯に良くないとわかりながら、健康な歯を削ることのつらさを感じて
来ました。歯を大切にしてください。でも残念ながら失ってしまった場合には、まずは
インプラントは考えてみてくださいね。
インプラント出張手術日、( )は場所
1月
12日(深沢) 19日(深沢、町田) 26日(深沢、町田)
2月
9日(深沢) 16日(町田) 23日(町田)
3月
15日(町田)
5月
31日(町田)
6月
14日(深沢) 28日(深沢、町田)

横須賀市HAインプラントセンター
長島デンタルクリニック

2012年6月27日水曜日

スプラインHAインプラント講演会

6月24日(日)麹町にある(株)白鵬 東京研修センターで午前10時から午後5時まで
今年4回目のスプラインHAインプラント講演会を行いました。
今回は「患者様に低侵襲で安全なソケットリフト法」というテーマで
スプラインHAインプラントの上顎骨に対する優位性から始まり
オステオトーム、リフティングドリルそしてピエゾの3つの方法のついての
それぞれの長所と短所、症例に応じての利用の仕方そして午後からは
実際手に取り実習を行っていただきました。
参加された先生は定員オーバーの13名、前日の懇親会には
白鵬の方3名のほか、5名の先生が診療終了後出席頂いて
食事をいただきながら、2時間楽しい時間を過ごしましたので、
質疑応答も活発で、今まで以上に盛り上がり内容のある講演会でした。
私は韓国のデンタルショーで羽田空港からそのまま懇親会場に
移動しました。少しタイトな日程でしたが若い先生方の意見や
考え方を聞く時間を持ててよかったと思いました。

横須賀市HAインプラントセンター
長島デンタルクリニック

2012年6月25日月曜日

SIDEX 2012

6月21日から23日までの3日間、ソウルで行われた韓国最大のデンタルショーに参加してきました。今回で3回目となるこの大会は、約1000社にのぼる歯科関連の企業が出展しており、日本からの大勢の歯科医師たちも見学に訪れていました。当日会場で顔見知りの先生もあり、この大会の関心の高さを感じました。今夏から発売となるレントゲン機材やインプラント関連器具など、一日ではとても回りきれないほど大変広い会場は熱気で溢れていました。夜には今回一緒に参加した先生方と本場の焼き肉料理を堪能してきました。

 

2012年6月21日木曜日

横浜HAインプラント研究会

こんばんは。
今日は金沢区歯科医師会館で、横浜インプラント研究会が
行われ、3名の先生がインプラント症例を発表されました。
抜歯即時埋入インプラントやソケットリフトなど
様々なケースがあり、いつも参加するたびにエネルギーを
貰いますね。
この研究会は5年前から、金沢区の先生方を中心に4名ほどで
発足しましたが、その後川崎や大和で開業されている先生方も
多く参加されるようになりました。さて韓国で開催される
デンタルショーに参加するため、明日から23日の土曜日まで
休診となります。その様子をまたブログで報告したいと思います。

2012年6月14日木曜日

最近のインプラント報道について思うこと

こんにちは。
大変久しぶりのブログです。ここ数年インプラント講演会など多忙のためブログ自体をすっかり忘れていました。
また少しずつでも始めようと思います。宜しくお願いします。さて皆さんもご存じのように今年に入り、インプラント治療のトラブルが
某テレビ局や、各種新聞で取り上げられきました。その前にはダメになったインプラントを使い回した事件もありました
これからインプラント治療を検討されている方やすでに治療をされている方もさぞ心配されていることと思います。某テレビ局の番組を見ました。インプラント治療のレントゲンが出ていましたね。私もびっくりしました。通常ではあのような深さまでインプラントは
埋入致しません。
インプラント治療は私が大学を卒業直後、日本で盛んに導入されるようになりました。約30年前のことです。インプラントは失われた歯を補うように思われがちですが、本来の目的は残存している歯を保存るために行うものです。私が大学を卒業した時は、欠損した部位を補う方法はブリッジと入れ歯の二つの方法しかありませんでした。そのためにブリッジを入れれば、健康な歯を削り歯の寿命を短くし、入れ歯は針金を掛けている歯が虫歯や歯周病になりやすくなります。その点インプラント治療は天然の歯と同じように噛むことができますので、残存している歯に負担をかけずに、おいしく食事ができたり、お口を気にすることなく笑えるので、自信を取り戻せたり、いわゆる生活の質の向上(QOL)だけでなく、お口の中が健康になることで、糖尿病や高血圧などの慢性疾患の予防やさらには痴ほう症の発症を防ぎ、皆さまの「健康長生き」に大きく貢献できるのです。1本のインプラントがお口の健康だけでなく、目の前に座っている患者様の健康のために役に立つことができれば、歯科医師としてこんなにうれしいことはありません。ただしインプラントは保険が効かず、外科手術を必要とします。できればインプラントについて十分な知識と経験をもった先生にご相談されたほうがいいかと思います。私の病院にも、セカンドオピニオンを求めて遠方からお越しになる患者様も多く居られます。先生との相性などもあると思いますが、十分な説明や設備が揃っていることなども考慮されたほうがいいと思います。私は数年前から毎月横須賀市の先生方中心のインプラント勉教会であるNTKと横浜市や川崎市の先生方中心のインプラント勉教会である横浜HAインプラント研究会を行っています。ここの先生方は皆さん診療後自分のインプラント症例を持参し発表しています。
このように一生縣命スキルを磨いている先生にとって、このようなあたかもインプラント治療の賛否を問うような番組や報道が行われているのは大変残念であります。インプラント治療は素晴らしいものです。これは今までインプラントを3000本行い、その自分の経験からはっきり言えます。しかし最後は歯科医師のモラルが問われていると思います。よそから来た患者様のお口の中を見ると、少し疑問になる治療方法もあるのも事実です。日々研鑚して患者様にとって利益になるようなインプラント治療を歯科医師が行うことが一番重要であると思います。